新着情報
2019年5月27日 「全国大会開催校委員」設置のお知らせ
9月の全国大会開催にあたり、「全国大会開催校委員」を臨時に設置することになりました。つきましては開催校の東北学院大学福士航先生にご就任いただきます(ホームページには次回更新時に掲載いたします)。任期は大会開催月(9月)末日までといたします。
本部事務局 竹山
9月の全国大会開催にあたり、「全国大会開催校委員」を臨時に設置することになりました。つきましては開催校の東北学院大学福士航先生にご就任いただきます(ホームページには次回更新時に掲載いたします)。任期は大会開催月(9月)末日までといたします。
本部事務局 竹山
十七世紀英文学会HPの「会員による新刊情報」と「会員による最新研究情報」のアップデートを年二回実施することになっております。
5月末には各支部において、また11月末にはHP委員においてデータを回収いたします。
会員の皆様による研究業績を内外に知らせる良い機会となりますので、ぜひともご協力お願いいたします。
つきましては、5月末までに、昨年度の新刊・研究情報を各支部の事務局までお寄せください。
また過去5年間の業績で、HP上のリストから漏れ落ちているものがあればぜひお知らせください。
新年度にあたり、住所および所属変更などのご報告も合わせてお願いいたします。
学会HP委員 山本真司
“Shinji Yamamoto” <sya【アットマーク】aoyamagakuin.jp>
「教員公募情報受け付けおよびツイッター配信開始のお知らせ」
当学会役員会での協議により、今後、国公立私立の大学、短大、それに準じる教育・研究機関から当学会に寄せられた英語英文学関係専任職の公募情報を、学会ツイッターで配信することになりました。学会ツイッターでは、情報をお寄せいただいた順に、大学の公募ホームページあるいは研究者人材データベース(JREC-IN)へのリンクを掲載いたします。掲載を希望される場合には、本部事務局宛てにメールにて応募締め切りとともにお知らせください。なお、ウェブサイトへのリンクがない場合は、PDFデータを添付ファイルにてお送りください。
東北支部2018年度第3回3月例会を下記の要領で開催いたします。
この例会は特に昨年ご逝去された箭川修先生を偲んで開催いたします。
万障お繰り合わせの上のご出席を賜りますようお願い申し上げます。
なお、当日は箭川先生を偲んで懇親会を(18時開催)予定しております。
懇親会の詳細につきましては、東北支部事務局川崎までお問合せください。
皆様のご参加をお待ちしております。
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十七世紀英文学会東北支部2018年度第3回 3月例会
―箭川 修 先生を偲ぶ会― 御案内
日 時 : 2019年3月22日(金)13:00~
場 所 : 東北学院大学サテライトキャンパス
住 所 : 仙台市青葉区一番町2-2-13 仙建ビル1階
1. 特別講演 13:00―14:30
講 師 : 荒木 正純 先生
題 目 : 「民衆フランス語」とは何か? または、「民衆フランス語」とは?
—ファクシミリ版『荒地』が生起させる言語問題—」
司 会 : 佐々木 和貴 先生
2.シンポジウム 15:00-17:00
発表者 : 笹川 渉 先生
題 目 : 「『失楽園』における共同体」
発表者 : 福士 航 先生
題 目 : 「Aphra Behnのムーア人表象—Abdelazerを読む」
発表者 : 吉原 ゆかり 先生
題 目 : 「オフィーリアが泳げたら?」
司 会 : 川崎 和基
3.懇親会 18:00~
以上
十七世紀英文学会東北支部事務局
〒963-8642
福島県郡山市田村町徳定字中河原1
日本大学工学部 川崎 和基 研究室内
E-mail: kawasaki@ge.ce.nihon-u.ac.jp
応募数が既定数に達しなかったため、17世紀英文学会『論集』の締め切りが3月末まで延長されることになりました。会員の皆様の積極的な投稿をお願い致します。
『論集』編集委員会
2019年度の全国大会の日程を以下の通り確定しました。
何かご質問等ありましたら本部および各支部事務局までご連絡ください。
十七世紀英文学会2019年度全国大会・総会
日時:9月21日(土)14時~17時30分
場所:東北学院大学土樋キャンパス
http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/access/tsuchitoi.html
*総会終了後、18時頃から仙台駅近隣のホテルで懇親会を開催する予定です。
注意事項
1.発表時間は一人30分、質疑応答10分、休憩時間10分です。総会は40分~1時間程度で考えています。
2.仙台はホテルが慢性的に不足状態のため、当日宿泊される場合は早めの宿泊確保をお勧めします。
ハーバート翻訳の書評が掲載されました。
ジョージ・ハーバート『田舎牧師 その人物像と信仰生活の規範 その人物像と信仰生活の規範』山根正弘訳、朝日出版社、2018年、vi+151頁。
ジョージ・ハーバート著『田舎牧師ーその人物像と信仰生活の規範』 山根正弘訳
十七世紀英文学会HPの「会員による新刊情報」と「会員による最新研究情報」のアップデートを年二回実施することになっております。
4月末には各支部において、また11月末にはHP委員においてデータを回収いたします。
会員の皆様による研究業績を内外に知らせる良い機会となりますので、ぜひともご協力お願いいたします。
つきましては、11月末までに、会員による新刊・研究情報を以下のメールアドレスまでお寄せください。
*「新刊」画像に関して掲載ご希望の方は、お手数ですが出版元に連絡を入れた上でHP委員宛に表紙画像を送っていただきますようお願いいたします。
学会HP委員 山本真司
“Shinji Yamamoto” <sya【アットマーク】aoyamagakuin.jp>
スペンサー新刊の書評が掲載されました。
Mari Mizuno, Yoshitoshi Murasato and Harumi Takemura eds.,
Spenser in History, History in Spenser, Osaka Kyoiku Tosho, 2018. viii, 162 pp.
Mari Mizuno, Yoshitoshi Murasato and Harumi Takemura eds., Spenser in History, History in Spenser
2018年度全国大会(第7回)のお知らせ 日時:2018 年 9 月 8 日(土)14:00~17:00 (発表時間は各 30 分+質疑応答各 10 分+休憩 10 分) 場所:関西学院大学大阪梅田キャンパス 1405 号室 〒530-0013 大阪市北区茶屋町 19-19 アプローズタワー14 階 https://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/index.html (4 ページの地図をご参照ください。)
1 14:10~14:50 司会 川崎 和基
ロチェスターと〈サル〉をめぐって
生田 省吾
グレアム・グリーンによる伝記(Lord Rochester’s Monkey, 1974)の標題が示唆するように、王政復古期の放蕩貴族・詩人ロチェスター (John Wilmot, Earl of Rochester, 1647-80) は、ある意味で〈サル〉にとりつかれた人物だったといえるかもしれない。実際、その作品・書簡には何度か〈サル〉(ape / monkey) への言及がなされているが、とりわけ興味深いのは〈サル〉とともに描かれた肖像画を制作させたことである。その肖像画(二つのバージョンがあり、うち一つは宮廷画家 Jacob Huysmans の手になるといわれている)には、向かって左側に〈サル〉――机上の本に腰かけ、右手は1冊の本を手ばさみ、左手はおそらくその本から引きちぎったのであろう紙片をロチェスターに差し出している――が、右側にロチェスター――やや斜めから顔をこちらに向け、右手で〈サル〉の頭上に月桂冠をかざし、左手に紙束をもっている――が描かれている。
貴族を描いたものとしては奇異な素材・構図であることから、この肖像画はロチェスターの風刺精神を現したもの、あるいは桂冠詩人ドライデンへのあてこすりを込めたものなどとみられがちである。ただ、そうした判断を考慮するにしても、とりわけ〈サル〉の描かれかた、つまり、その表情やポーズは、現代の感覚からすればいかにも不自然で露骨なほど人間臭い。しかも、この意匠は画家とモデルの双方の協議・合意に基づいて採用されたはずだし、くだんの絵を目にするであろう他者への効果――意外性と説得力――も計算づくであったと推測される。だとすれば、そうした計算は何に由来するのか。このとき、いわば17世紀の「〈サル〉観」に立ち入らざるをえなくなる。
図像としての〈サル〉に託された意外性と説得力を保証する母胎とは、〈サル〉をめぐるその時代の共通理解にほかならない。それを暗黙の前提とすることで、この肖像画は〈サル〉に対する視覚・感性・嗜好・思い込み・誤解など、一定の傾向を帯びた類型化ないしは博物誌の知見を必然的にはらんでしまったのではなかったろうか。
本報告は、時代の「〈サル〉観」の一端をたどるとともに、それをロチェスターの詩行などと照らし合わせることを通して、新たに見えてくるかもしれない、この肖像画の意味/意図を感得したいという、ささやかな試みである。
(当該の肖像画は、Rochester, Huysmans, portrait などのキーワードを入力することで、ネット上で閲覧できる。)
2 15:00~15:40 司会 河口 英治
How sweet thoughts be, if that are but thought on Phillis!
―トマス・ロッジ『フィリス』のペトラルカ性―
岩永 弘人
『お気に召すまま』の種本『ロザリンド』で有名なトマス・ロッジは、ソネット詩人でもあった。特に『フィリス』(1593)は、彼の連作ソネット詩集である。彼の詩の特徴はユーフィズムにあり、そこでこそ真価を発揮した。また彼は翻訳による仏文学、伊文学の紹介者でもあった。『フィリス』においても、彼はロンサールやサンナツァロなどの凝った文体を模倣し、比較的忠実に翻訳しているため、先行研究においては各ソネットのソース探しに時間が費やされてきた。そこで本発表では少し視点を変えて、純粋なペトラルキストとしてのソネット詩人ロッジの特質を見てみたい。その際、作家としてはトマス・ワトソン、作品としては『ロザリンド』を補助線としながら論を進めていきたい。主な論点は(1)彼のソネットがペトラルカ直系の性質を持っているのではという仮説(用語の抽象性、自然の扱い方など)、(2)ソネット文学と牧歌の関係性、になる予定。
3 15:50~16:30 司会 金崎 八重
楽園失格
―ミルトンと太宰の堕罪という題材―
圓月 勝博
太宰治(1909-48)には「HUMAN LOST」(1937)という短編小説がある。薬物中毒になって、東京武蔵野病院に入院させられたときの作者の体験を日記形式で綴った作品である。この題名を見て、ジョン・ミルトン (John Milton, 1608-74)の Paradise Lost (1667)を思い起こさなければ、十七世紀英文学会員失格であろう。「HUMAN LOST」という作品は、10年の時の流れを経て、薬物中毒となった主人公の入院で幕を閉じる『人間失格』(1948)という近代日本文学の金字塔に姿と名前を変える。太宰の流儀に従えば、Paradise Lost も『楽園失格』と訳すべきなのかもしれない。生まれた時代と場所が遠く離れているだけでなく、性格も生き方もまったく異なるミルトンと太宰を結びつけたものは、いったい何だったのか。暗く孤独な病室に幽閉されて、罪の意識に苛まれる太宰に寄り添うことによって、異質なものを結びつけて止むことのない十七世紀英文学の魅力をあらためて確かめてみることが本発表の目的である。
2018年度総会のお知らせ
総 会 次 第
【報告・連絡事項】
1 各支部活動報告
2 編集委員会報告
3 2017年度会計報告(資料は当日)
4 その他
【審 議 事 項】
1 規約変更について
2 2020年度以降の全国大会、総会の開催日程について
3 その他
懇親会のお知らせ
本年度の懇親会は、大会・総会会場のビルに隣接するホテル阪急インターナショナル25階 スカイバンケット「ソラメンテ」にて開催いたします。お食事と夜景を楽しみながら会員同士の意見交換および情報交換をしていただけると幸いです。会員の皆様にはぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。
*東京支部の研究発表の司会に変更がございましたのでご注意ください。
** 懇親会の出欠については、出席の方のみメールでのご連絡をお願いいたします。8 月 21 日(火)までに各支部事務局にお知らせください。(22 日以降、出欠の変更等がある場合も各支部事務局までご連絡ください。なお、変更は 9 月 4 日(火)までにお願いいたします。)