研究書
  • ¥3,000 ( 税込 ¥3,300 )
  • 四六判 上製
  • 478 pp.
  • 978-4-7647-1203-4

「アメリカ演劇の/によるアメリカ文化研究」を基調に、アメリカニズムのパラダイムを可視化、脱構築する20世紀-21世紀「アメリカ演劇、劇作家たちのポリティクス」の営為と方向性を、歴史社会文化的文脈から照射するアメリカ演劇政治文化論。

Contents

序 章 アメリカ、劇作家たちのポリティクス

第Ⅰ部 帝国への政治学
第一章 グローヴァーズ・コーナーズの地政学
――『わが町』に見るサブリミナル・ポリティクス
第二章 帝国化するアメリカ、反逆する他者
――テネシー・ウィリアムズ、SF、黙示録的政治劇
第三章 帝国支配の記号学
――舞台の上の銃と他者

第Ⅱ部 亡霊のドラマトゥルギー
第四章 ユージーン・オニール、反逆の演劇の軌跡
――詩人、所有者、憑かれた者たちの弁証法
第五章 エクリチュールと私生活をめぐるウィリアムズ晩年の亡霊劇
――亡霊・狂気・罪悪感
第六章 テネシー・ウィリアムズ、亡霊のドラマトゥルギー
――記憶、時間、エクリチュール
第七章 アメリカ演劇、亡霊の政治学
――冷戦・クイア・ポスト冷戦

第Ⅲ部 他者の共同体
第八章 パラダイムの逆襲
――『フェフとその友人たち』に見るポリフォニーの幻影
第九章 クイアのポスト・ヴェトナム
――ランフォード・ウィルソンの『七月五日』をめぐって
第十章 もう一つのスモールタウン
――日系アメリカ演劇が映し出す「記憶の町」の妻たち
第十一章 覚醒のヴィジョン
――オーガスト・ウィルソンの「二〇世紀サイクル」における「骨の町」/「骨の人々」

第Ⅳ部 他者との遭遇とその行方
第十二章 解剖と越境
――パークス劇におけるポストコロニアル・スペクタクルとしての身体
第十三章 ポストヒューマン・エコロジーに向けて
――『海の風景』における種間遭遇
第十四章 天界と人間界、災害を生き抜く政治学
――トニー・クシュナーの『エンジェルズ・イン・アメリカ』
第十五章 タブーを犯した成功者
――『山羊――シルヴィアってだれ?』における幸福の追求と破壊

結 論 新たなチャンネルを開くポリティクスに向けて
――わたしのなかの他者、他者のなかのわたし

あとがき
初出一覧

引用・参考文献
索引