英語研究書

- ¥2,800 ( 税込 ¥3,080 )
- A5判 上製
- 261 pp.
- 978-4-7647-1241-6
領域のかなたに横断する言語表象と再生をめぐって
片平会 編
学術研究が多様化の一途をたどる現代において、個々の学術領域を越えて「横断」する様々な「言語表象」をどのように捉えるべきか――「領域のかなた」の知見の追求を目的とした、言語学、言語教育、文学(文化)批評の専門家たちによる論集。
Contents
第Ⅰ部 言語(ランガージュ)が創出する世界かい英語の等時性における強勢間隔の知覚と発話リズム
──日英話者の比較実験── ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・神谷 厚徳
英語Be 動詞の不規則性について
──古英語と中英語を中心に── ・・・・・・・・・・・・・・・・・・小池 一夫
「ラヴ」から「好ハオ」へ
──「好き」をめぐる借用語比較研究── ・・・・・・・・・・・・・・張 風華
学習英和辞典における多義語の記述の変遷 ・・・・・・・・・・・・・・松久保 暁子
第Ⅱ部 言語教育(ランゲージ・エジュケーション)の現在と新たな地平
「小学校英語内容論」教科書の分析
──発音と綴字の関係を中心に── ・・・・・・・・・・・・・・・・・服部 幹雄
外国につながる子どものアイデンティティ変容を促す
ドラマ・ワークショップにおける共同的会話 ・・・・・・・・・・・・・松井 かおり
高校英語学習者の談話能力向上のためのニーズ分析 ・・・・・・・・・・和田 玲
English Medium Instruction and English as a Lingua Franca (ELF)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Masashi Nagai
Mercer & Dörnyei の学習者エンゲージメント解体新書
──C. Rogers の「学生中心教育」という基底── ・・・・・・・・・・桑村 テレサ
ナラティブ・メディスンのための精読教案提示
──R. Dahl の“The Wish” を例に── ・・・・・・・・・・・・・・・片岡 由美子
第Ⅲ部 言語表象(テクスト)と解釈─批評の可能性
『大英博物館が倒れる』とキャンパス・ノベル
──ジョイス的パロディから生まれる喜劇について── ・・・・・・・・常名 朗央
Some Scottish Elements in Joyce: Glasgow, Edinburgh and St. Aloysius Gonzaga
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Eishiro Ito
Mrs. DallowayとThe Hoursにおける女性の生き方
──Clarissa Dalloway, Virginia, Laura, Clarissa Vaughan の場合──
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松原 知津子
茶道の根底にあるものとは
──The Book of Teaを手がかりに── ・・・・・・・・・・・・・・石川 隆直
Hardy and Nietzsche: Heralds of Conventional Metaphysical Values’ Collapse
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Masato Torikai
人はなぜテクストを読み,字義を越えて解釈(ブルー・カーテン)しようとするのか
──スティーヴン・ミルハウザーの「青いカーテンの向こうで」──
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鈴木 章能